定型文貼り付けソフト『PasteHelper』


『PasteHelper』はクリップボード経由で定型文を貼り付けるソフトです。
ダウンロードはここから


■特長
本ソフトには以下のような特徴があります。
・通常の定型文貼り付け機能に加え、プラグインによりクリップボードを加工して貼付できる
 (標準のプラグイン機能はタグ処理のみです)
・設定ファイルはXMLライクに階層的なメニューを記述できる
・非常駐


■概要
起動すると、以下のようなメニューが表示します。
選択したメニュー項目の内容をクリップボード経由で貼り付けます。

メニューの最上位は【現在のクリップボード】項目が表示されます。
サブメニューには現在のクリップボードの内容が表示され、選択した場合はその内容を貼り付けます。


■カスタマイズ
data\menus.xmlを編集すると表示内容をカスタマイズできます。
(作者がXMLの知識に乏しいので『なんちゃって』実装です。)
基本的にHTMLのタグ形式の記述について知識があれば十分です。
ただし『大文字小文字に厳密な区別がある』ことには注意してください。( Item ≠ item )


一行目は

<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>

で開始します。
(実際はUNICODEでも問題ありません……)
メニューに表示する項目はItemタグで記述します。
閉じタグ()を忘れないようにしてください。
Name属性を記載すると、項目の表示名になります。
(省略すると、貼り付け内容が表示名となります)

<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<Item Name="項目1">データ1</Item>
<Item Name="項目2">データ2</Item>
<Item Name="項目3">データ3</Item>
<Item>データ4</Item>

この場合、表示は以下のようになります。

ここで『項目4』を選択した場合、【データ4】をクリップボード経由で貼り付けます。



Type属性にPopupを指定した場合、階層メニューを記述できます

<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<Item Type=Popup Name="子メニュー">
	<Item Name="項目1">データ1</Item>
	<Item Name="項目2">データ2</Item>
	<Item Type=Popup Name="孫メニュー">
		<Item Name="項目3">データ3</Item>
		<Item Name="項目4">データ4</Item>
	</Item>
</Item>

この場合、表示は以下のようになります。



Type属性にSeparaterを指定した場合、区切り線を表示します。
※単体タグの場合、 で省略もできます。

<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<Item Name="項目1">データ1</Item>
<Item Type=Separater></Item>
<Item Name="項目2">データ2</Item>
<Item Type=Separater/>
<Item Name="項目3">データ3</Item>

この場合、表示は以下のようになります。

記述方法は違いますが、区切り線に差はありません。



Type属性にTagを指定した場合、現在のクリップボードの内容にタグ処理をして貼り付けます。
タグ処理は、選択範囲の開始・終了箇所にヘッダ、フッタを付け足します。
Header属性、およびFooter属性を必ず記載してください。

<Item Type=Tag Name="括弧" Header="{" Footer="}"/>

この場合、『サンプルテキスト』 → 『{サンプルテキスト}』として貼り付けます。


■補足
以下の文字を属性値・データに含む場合、以下の記述を使って記載します。
(属性の区切りや、タグ名の記載に使用するため)
『<』 → &lt;
『>』 → &gt;
『 』 → &nbsp; (半角スペース)
『"』 → &quot;


項目にAccessKey属性を指定した場合、メニューにアクセスキーが追加されます。

<Item Type=Popup Name="ポップアップ" Accesskey=P>
	<Item Name="項目1">データ1</Item>
</Item>